Alfa Romeo spider Veloce 内装一式 カラーチェンジ
【解説】
アルファ スパイダー ヴェローチェ の内装をオフホワイトへカラーチェンジいたしました。
オーナー様は 『 内装が白い車 』 に憧れがあったとのことで、今回念願叶っての施工となりました。
只 ドアの内張りやダッシュボードの下部・センターコンソール等はツルツルのエンビ素材で
本来であれば再塗装はお勧めできない内容でございます。
しかし、内装をバラすにも年式が新しくない車両は
プラスティックの爪等が割れる可能性もあり、ダッシュボードや内張りの取り外し自体が困難でございます。
張替えも不可能な構造でしたので、やはり内装を白くするには塗装しかないのでは。。。
私共も迷いましたが、そのような判断で、今回施工をお承りいたしました。
3ヶ月後に拝見した際には、やはりキー周りのエンビの部分が、カギが擦れて塗料がはがれておりました。
事前のお打ち合わせで申し上げていたものの、正直に申し上げますと申し訳ない気持ちがいたします。
キーやドアがあたりよく擦れる部分は、透明のフィルム等を張り対応しようかと今対策を練っております。
オーナー様はお喜びのようで、その点に関しては嬉しいなと思います。
職人としては、なかなか難しい問題でございますね。。。
更なる研究を重ねたいと思います。
又、ヴェローチェのシートは中央がバックスキンで縫製されております。
白くするには、まずこのバックスキン部分をピグメントレザー(車両内装やソファー等に一般的に多く用いられる革の種類です)
に部分張替えを行ってからの塗装となりました。(写真下段・右端参照)
オフホワイトのお色みは、
本施工の前にサンプル色を4色お渡しし、お客様にお選びいただきました。
(こちらのサンプルも、オーナー様のためにお作りしたものです。)
個人的に、イタリア車繋がりでお手本はフェラーリかな・・・
と、フェラーリのオフホワイトをイメージして作ったお色があったのですが、
オーナー様もそのお色が気に入られたようで、同じものをお選びいただきました。
完成はどのようになるか、私共もドキドキ・ワクワクでしたが、
やはり、ピニンファリーナのデザインにはこの内装色が良かったなと、施工後に実感したのでした。
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