【解説】
他社が塗装した後の車両の手直しを承りました。
革の塗料は柔らかく、柔軟性に富んだものでなければいけません。
外装のように硬いものに対する塗料であれば硬化が良い必要がありますが、
内装の革、しかもロールスロイスの革のようにとても柔らかくて上質な革に塗る塗料は、細心の注意を払い厳選する必要があります。
又、車には『本革』 と 『合成皮革』 が使われていることはご存知でしょうか?
ロールスロイスは全て本革です。
せっかくの風合いや質感を損ねることになり、私共で手直しをしても復旧には限界がございますので
施工を依頼する業者様とは、是非事前のお打ち合わせを入念になさることをお勧めいたします。
今回はのせてある塗料を全て剥ぎ、数日間置いてから弊社の塗料を塗布しました。
塗料の膜を厚くしすぎない・ロールスロイスのオリジナル内装色を極力再現する・マットに仕上げる
この三点をポイントに、1ヶ月を要する施工となりました。
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仕上がりはお客様にも『うん、これこそロールスだ』と、ご納得頂き、
無事に終えることが出来ました。